京都の梅の名所、梅宮大社の梅を撮影しましょう。
京都で日本庭園の中の梅を撮りたいと思ったら、『梅宮大社』がおすすめです。京都の中心ストリート四条通りを西ヘ西へいった松尾大社の近くにある落ち着いた雰囲気の神社。名前に『梅』がつく通り、梅の名所です。
宮司さんが飼う10匹以上の猫がいる『猫神社』としても親しまれています。猫好きの人にもおすすめ。
梅宮大社へのアクセス、梅の見頃、梅宮大社でどんな梅の写真がとれるのか撮影スポットを紹介します。
梅宮大社へのアクセス
梅宮大社は京都市の中でも西の方にあります。嵐山の近くです。一番オススメは阪急。梅宮大社の最寄り駅は、阪急電車嵐山線の「松尾大社」駅。
【阪急】
「四条河原町」 (阪急京都線・10分)→ 「桂」(阪急嵐山線・5分)→ 「松尾大社」
改札を出てすぐ前の道を右へ行き、橋を渡って東に進みます。川から2つ目の信号を左へ曲がると到着。駅からは徒歩10分ほどです。
【京都駅からバス】
「京都駅」中央改札側のバスターミナルから市バス28番、または京都駅八条口アバンティ前から市バス71番 →(約30分)→「梅ノ宮大社前」
【四条河原町からバス】
四条河原町(Dのりば)から市バス3番→(約30分)→「梅ノ宮大社前」下車。
梅宮大社には、鳥居の目の前に参拝用駐車場が20台ほどあり、梅の時期でも比較的空いていて、道もわかりやすいので、車でのアクセスもおすすめです。車の場合は地図の青の矢印の道から駐車場へ向かってください。
梅宮大社とは?
奈良時代、敏達天皇の後裔、橘諸兄(たちばなもろえ)の母、県犬養三千代(あがたいぬかいみちよ)が橘氏の氏神を山城国相楽郡に祀ったのが梅宮大社の始まりです。その後、平安時代に嵯峨天皇の皇后、橘嘉智子(たちばなかちこ)が現在の土地に移しました。
嵯峨天皇との間に子どもが授からなかった橘嘉智子は、梅宮大社に祈願したところ、仁明天皇を授かったとのいい伝えがあり、梅宮大社は、授子安産の神としても有名です。
その他、酒造守護・学業成就・縁結び・芸能向上などのご利益があると言われています。
また、神苑には約40種500本もの梅の木があり、梅の名所として知られ、 江戸の中頃に本居宣長(もとおりのりなが)が
梅宮に献木の梅に添えて
『よそ目にも その神垣とみゆるまで うえばや梅を千本八千本』
と詠んでいます。
神苑には、梅以外にも、50種類もの椿、花菖蒲、かきつばた、八重桜、平戸つつじ あじさいなどが植えられ、季節ごとにお花が楽しめます。
梅宮大社の梅の見頃と混雑
梅宮大社の梅の見頃は、2月中旬~3月中旬。現在の開花情報は、梅宮大社公式サイト梅宮花便りで随時確認することができます。
極早咲き、早咲き、標準、遅咲き、極遅咲きと時期がずれていますので、長く楽しめますが、やはり標準が満開になると、神社全体が華やかになります。
ここ何年かは3月上旬が満開見頃です。このページの写真は、2018年、3月7日と2021年2月25日に撮影。2018年は2月が寒くて、例年より満開が遅めで3月7日にまだ7分咲きでした。2021年は暖かい日が多く2月末でほぼ満開でした。
梅のシーズンは、京都の観光シーズンではなく、梅宮大社は、京都市内中心部からは少し外れているため、そこまでの混雑はありません。
ただし、やはり梅宮大社といえば、梅なので、このシーズンはそこそこの人出があり、次から次に人がやってきます。正面の門と梅の木を誰もいないところで撮影しようと思ったら拝観時間前の朝9時前に行ったほうがいいでしょう。
梅が見頃を迎える3月第1日曜に子授けと安産、諸々の産業繁栄を祈願し、梅産(うめうめ)祭が開催され、神酒および神苑の梅より造った梅ジュースがふるまわれます。その日は混雑します。
こちらで随時梅の見頃が確認できます
梅宮大社の梅の撮影スポット
梅宮大社の桜門をくぐると、舞台に大きな絵馬。2018年は戌年ということで、犬の絵馬が飾られています。入ってすぐのこのエリアにも何本か梅が植えられており、やはり梅の神社なのだな~と実感させられます。
絵馬も梅。『梅』と『産め』をかけて、子授かりのご利益もあります。紅白の梅の絵がかわいい。
本殿を囲むようにたくさんの梅が咲いています。
子授かり、安産といった女性にゆかりのある神社のためか、こんなところもカラフルでかわいいですね。
神苑は有料で、こちらでチケットを購入して入ります。入り口にはねこちゃんが。このあたり一帯にねこいっぱいいます。ねこを撮影したいという方にもおすすめのねこ神社。
ただし、寝ているねこを無理に起こしたり、抱き上げたりといったことはやめて下さいね。
神苑の入り口入ってすぐ目につくのが、境内東にある咲耶池。池泉回遊式の庭園になっており、池の周りにも梅がポツポツ植えられています。池に写り込んだピンクもきれいですね。
池のまわりにも梅の木が咲き、この時期、梅宮大社はとっても華やかです。
池の中島には江戸時代末に建てられた池中亭があります。「芦のまろ屋」とも呼ばれ、かや葺きの建物。梅ごしの池中亭は昔話にでてきそうな建物ですね~。
池の水は、大堰川の水が引かれています
池の真ん中、橋のたもとにかわいいピンクの梅が咲いていました。
庭園をさらに進んで、北側に行くと勾玉の形をした勾玉池があります。池を囲むように梅の木が並んでいます。
そのまま西側に進んでいくと梅苑があります。こちらはまだ5分咲程度でした。
梅宮大社には、1本で紅白の両方の花を咲かせる『想いのまま』、枝が金色の『金枝梅』、寒紅梅、大盃、呉服枝重、道標、白ぼたん、玉ぼたん、加賀白梅・・など40種の梅があります。
京都 早咲きの梅めぐり3選 /智積院/長岡天満宮/梅宮大社 動画でもどうぞ
絵になる京都の梅20選 を動画で紹介
①下鴨神社 光琳の梅 ②祇園白川 ③嵐山羅漢 ④八坂庚申堂(やさかこうしんどう) ⑤城南宮 ⑥嵐山亀山公園 ⑦車折(くるまざき)神社 ⑧智積院 ⑨梅宮大社 ⑩興正寺 ⑪天龍寺 ⑫正方寺 ⑬長岡天満宮 ⑭三十三間堂 ⑮法住寺 ⑯梅小路公園 ⑰京都御苑 ⑱清凉寺 ⑲下御霊神社 ⑳北野天満宮
梅宮大社の梅のおすすめ度は?
梅宮大社は、広い境内に、40種の梅があちこちに咲いています。境内の本殿近くで建物と一緒に、池泉回遊式の庭園で池にうつる梅の花を、神苑西の梅苑に向かう遊歩道には、梅の並木道が。梅・梅・梅・・で梅の写真がいっぱい撮れます。
京都の梅の撮影スポットにぜひ行ってみて下さいね。
京都の梅の撮影スポット おすすめポイント比較
下鴨神社・光琳の梅 → 朱色(建物と橋)と紅の競演、水に映る梅、歴史のある京都らしい梅 有名な1本
北野天満宮 → 京都で一番有名、50種・1500本、百人一首と梅
梅宮神社 → 40種・450本(本数の多さは北野天満宮の次)
城南宮 → しだれ梅150本は圧巻、絵になる梅
梅小路公園 → 見頃が早い、機関車と梅、電車と梅 150本
植物園 → 60種・150本、アクセスがよい
京都御所 → 梅と桃と桜が同時に撮影できる、アクセスがよい 20種類・200本
二条城 → 50種・130本、世界遺産と撮れる梅、京都らしい
長岡天満宮 → 300本、梅林と神社の梅
智積院 → 五色幕で背景がカラフル かわいい梅ならココ
梅宮大社で撮影できるその他の花
梅宮大社 詳細
住所 | 京都市右京区梅津フケノ川町30(地図) |
電話 | 075-861-2730 |
最寄り駅 | 京都市バス 阪急電車 嵐山線「松尾大社」下車、 (徒歩15分弱)。 詳細は本文にて |
時間 | 9:00~17:00 |
休み | なし |
料金 | 大人600円 子ども400円 |
駐車場 | 約20台 無料 5/3、8/30は駐車不可 |
公式HP | http://www.umenomiya.or.jp/ |
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梅の撮影スポット
京都でかわいいが梅の花が撮れる撮影スポット(城南宮・北野天満宮・下鴨神社・梅小路公園・梅宮神社・長岡天満宮・京都御所・智積院・植物園・二条城)を紹介します。
京都の梅は2月上旬~3月下旬頃が見頃です。