カラフルでかわいい猿くくりを撮影しましょう。
京都のお寺や神社でかわいい風景を撮りたいと思ったら、『八坂庚申堂』がおすすめです。
インスタグラムで、カラフルなお手玉のようなものがいっぱいつけられたお寺をみたことはありませんか? それが『八坂庚申堂』。他ではなかなか見られない風景で、着物や浴衣を着たインスタ女子、外国人観光客で賑わう素敵な写真が撮れるお写真スポット。
最寄りバス停や駅や有名スポットから八坂庚申堂へのアクセス、八坂庚申堂とは? 八坂神社との違い、混雑状況、八坂庚申堂での写真スポット、写真の撮り方を紹介します。
八坂庚申堂へのアクセス
【八坂庚申堂へ バスでのアクセス】
八坂庚申堂への最寄りバス停は、「清水道」下車で徒歩3分です。
上の地図の通り、バス停沿いの道を少し北へ上がって右に曲がるだけ。
「清水道」に停車するバスはたくさんあります。
本数が多いのは、
- 京都駅(中央口、京都タワー前のバス停)から → 市バスの206番
- 四条烏丸から → 市バス207番
207番は、京都駅も通過します。その場合、京都駅の南側、アバンティ前のバス停から乗車することになります。
八坂庚申堂へ 電車でのアクセス
最寄りの駅は京阪電車の『祇園四条』駅。
駅から、東へ八坂神社の方を向いて歩きます。八坂神社の中を通り抜けて南の門から出て、まっすぐ。祇園四条駅から徒歩約15分。
八坂庚申堂周辺は、高台寺や石塀小路、二寧坂なども京都らしいいい写真が撮れる撮影スポット。カメラを持って歩きながら散策するのに楽しいところです。目印は、八坂の塔。
少し道を外れたとしても五重の塔である八坂の塔を目指してすすめば、となりにあるお寺が八坂庚申堂です。
伏見稲荷から八坂庚申堂へのアクセス
同じく、京都のフォトジェニックスポット、『伏見稲荷』と合わせて行く人も多いようです。
伏見稲荷から八坂庚申堂へのアクセスは、
京阪『伏見稲荷』駅→(約10分)→『祇園四条』下車、徒歩にて八坂庚申堂へ
下鴨神社(河合神社)から八坂庚申堂へのアクセス
同じく、京都のフォトジェニックスポット、『下鴨神社』や『河合神社』と合わせて行く人も多いようです。
下鴨神社(河合神社)から八坂庚申堂へのアクセスは、
「下鴨神社前」→( 市バス205番にて約16分)→「四条河原町」 乗り換え、「四条河原町」→(市バス207番にて約9分)→「清水道」下車、徒歩3分にて八坂庚申堂へ
八坂庚申堂近くの写真スポット
八坂庚申堂とは、どんなところ?
八坂庚申堂の読み方は、やさかこうしんどう。『金剛寺』ともいう八坂の塔のとなりにある小さなお寺です。本尊に青面金剛童子が安置されていますが、元々は、秦氏の御本尊。1000年以上も前に、多くの人がお参りできるようにと八坂の地に建立されました。現在ある本堂は、江戸時代に再建されたものです。
大阪四天王寺庚申堂と東京入谷庚申堂と並んで、日本三大庚申堂の1つ。八坂庚申堂は、中国の道教由来である庚申信仰を日本で初めて行ったという由緒正しいお寺。
中国の道教説によると、庚申信仰とは、
人の体には、『虫』がいて、庚申の夜、眠っている間に、この『虫』が体から抜け出して、天に上がり、天帝にその人の罪過を告げ、命を奪うといわれていたことから、夜通し諸善を行うという信仰です。
今も、この八坂庚申堂では、庚申日ごとに徹夜で拝む行事があり、それを庚申待ちと言います。一般の人も参加することができます。その日は、こんにゃく炊きが行われ、猿型に抜いたこんにゃくを3つ、北を向いて食べて無病息災を祈願します。
庚申堂の『申』は『さる』という意味。病気がサル、災いがサルということで、腰痛、頭痛、神経痛など色々な病気平癒にご利益があり、境内には、見ざる、言わざる、聞かざるの3匹の猿がいっぱい。探してみるのも楽しいです。
また、インスタ映え、SNS映えするという猿くくりは、“猿むすび”→“縁むずび”として、縁結びの神様としても親しまれています。
雪の日が絶景でした。
八坂神社と八坂庚申堂の違い
よく混同される方がおられますが、八坂神社と八坂庚申堂は、全く別々のスポットです。八坂神社のあたり一帯の地名を“八坂”といい、八坂神社は、神社。八坂庚申堂はお寺。同じ八坂の地に別々に建っています。
八坂神社は、京都では、祇園さんという愛称で親しまれ、祇園祭の中心となる神社です。定番の観光スポットとしては、八坂神社の方が有名でしたが、近年は、八坂庚申堂が若い人、外国人観光客を中心に人気上昇中です。
八坂庚申堂の混雑
八坂庚申堂は、近年、インスタ映えする写真スポットとして評判になっています。SNSで人気になる前は、ひっそりとしたお寺でしたが、今はとにかく人気。次から次へと観光客がやっていて、写真を撮るにも順番待ちになっていることが多いです。
2019年梅雨時の朝10時に行ってみましたが、意外とすいていました。
観光シーズン(春と秋)は外して、なるべく朝早く行くことをおすすめします。庚申堂は17時までですが、夕方になるとくくり猿が売り切れになっていることもありますので、外せない方は、お早めに。
八坂庚申堂のフォトジェニックなお写真スポットと写真の撮り方
八坂庚申堂で撮りたい写真はなんといってもカラフルなくくり猿。くくり猿とは、願かけの絵馬のようなもので、お手玉のような形をしたくくり猿に願い事を書いて、吊るすと願いが叶うと言われています。
このくくり猿、形は、手足を縛られた猿を表しているそうで、欲望のまま行動する猿を縛ることで欲に走らないようにするという戒めが込められているんだとか。よく見るとさるぼぼのようです。
また庚申信仰には、欲を1つ我慢すると願い事がかなうという教えがあります。何か1つを我慢して、願い事を結くくり猿に書いてみましょう。
くくり猿に直接マジックで願い事を書いて吊るしている女性がたくさん。色は、赤、ピンク、紫、青、黄色・・ととってもカラフルで鮮やか。写真を撮るなら、浴衣や着物との相性抜群ですね。
くくり猿は、境内入ってすぐの賓頭盧(びんずる)にもありますが、お寺の本堂にも奉納されています。1つずつのものと大小5つのくくり猿が連なった物もあります。くくり縁は、ご住職やそのご家族が手作りで作られているので、1つずつ形が違い、中には御札が収められています。
他の人の願い事が書かれた絵馬と同じなので、写真を取るときにひっぱったり、触ったりしないようにしましょう。
たくさんのくくり猿の上には青もみじ。秋には紅葉とのコラボも◎。
3匹の猿は境内のちこちに
香炉の周りに『見ざる』
『言わざる』
『聞かざる』
その他、鐘の上、入り口の門の上、灯籠にもお猿が彫ってあります。
鐘をつくための縄(?)もかわいいパステルカラー。
本堂横に止まっていた車にもカラフルリフレクション。
境内はお写真スポットでいっぱいです。
八坂庚申堂のかわいいお守り
八坂庚申堂には、くくり猿の他にもかわいい授与品があります。器用になることを願うお守り、『指猿』(200円)はかわいいお猿さんの形。
八坂庚申堂のおすすめ度は?
京都には、フォトジェニックでかわいいお寺や神社はいっぱい。
それぞれの見どころは、
おみくじがかわいい → かわいいおみくじがあるお寺・神社
お地蔵さんがかわいい → かわいいお地蔵さんがいるお寺・神社
おまもりがかわいい→ 下鴨神社
絵馬がかわいい → 京都でかわいい絵馬があるお寺・神社
カラフルでかわいい → 達磨寺 ・ 平安神宮 ・ 伏見稲荷大社 ・ 末廣大神
などなどそれぞれ特徴があります。
八坂庚申堂を一言で言うと『カラフル!』
フォトジェニックなかわいいくくり猿は一番の撮影スポット。次から次に人がやって常に混雑はしていますが、境内はこじんまりとしていて、歩き回るところもありませんので、皆さんそれぞれ写真を撮ったら次のスポットへ移動されます。そこまで長居する人もいません。
しばらくいれば、きっとお気に入りの写真が撮れるはず。
八坂庚申堂のある東山は、八坂の塔、二年坂、産寧坂、高台寺など見どころ満載の観光地です。あちこち観光できるスポットです。八坂庚申堂の後は、京都らしい風景を撮りに、色々なところを撮影散策してみてはいかがでしょうか?
八坂庚申堂 詳細
住所 | 京都市東山区下河原4丁目金園町金園町390−1(地図) |
電話 | 075-541-2565 |
最寄り駅 |
詳細は、本文にて |
拝観時間 | 9:00~17:00 |
休み | なし |
拝観料 | 参拝は無料 猿くくり500円 |
駐車場 | なし |
公式HP | なし |
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