叡山電車(えいざんでんしゃ)を撮影しましょう。
『叡山電車』は、京都でノスタルジックな風景を撮れる撮影スポットです。
叡山電車は、通称“叡電(えいでん)”出町柳から八瀬と鞍馬に向かうローカル電車。沿線沿いには、数多くの有名なお寺や神社があり、レトロな駅舎や線路、青もみじや紅葉のトンネルなど素敵な写真がとれる撮影スポットです。
叡山電車へのアクセス、叡山電車とは? 撮るのにおすすめの撮影時期、叡山電車の撮影スポットを紹介します。
叡山電車へのアクセス
叡山電車は出町柳駅から乗ることができます。
出町柳駅へは、京阪で乗り継ぎできますので、京阪祇園四条駅など京阪沿線からアクセスして下さい。
ちなみに京都駅からだと、
JR京都駅 →(JR奈良線)→JR東福寺 →(徒歩で乗り換え)→京阪東福寺 →京阪出町柳
になります。
叡山電車の写真を撮るには、叡山電車に乗って、1000円の1日フリー乗車券で乗ったり降りたりがおすすめ。叡山電車の乗車運賃は高く、一駅でも210円。出町柳から鞍馬まで、始発から終点まで乗ると420円なので、元はとれると思います。
叡山電車沿線の撮影スポット
貴船神社(青もみじ)・ 旅の音 ・ 瑠璃光院(青もみじ)・瑠璃光院(紅葉)・蓮華寺(青もみじ)・蓮華寺(紅葉)・圓光寺(紅葉)
叡山電車とは?
叡山電車とは、出町柳駅~八瀬比叡山口駅間 5.6kmの叡山本線と宝ヶ池で分岐して、鞍馬までの8.8kmの鞍馬線で構成される京都洛北を走る電車です。
どの車両も1両または2両編成で、おもちゃみたいでかわいい。
出町柳駅~宝ケ池駅間は本線、鞍馬線、どちらの沿線も通過します。
叡山本線は、出町柳駅から一乗寺・修学院といったお寺や神社などの観光スポットを経て、高野川のほとりにある終点・八瀬比叡山口駅へ。
八瀬比叡山口駅からは、ケーブルカー・ロープウェイで比叡山頂へ、または、京都バスで大原へと向かうことができます。
鞍馬線は、宝ヶ池から岩倉、貴船口(貴船神社の青もみじ)、を経由して鞍馬へ。奥に進むに連れて、山の中に入り、特に、市原駅~二ノ瀬駅間にある「もみじのトンネル」はお写真スポットでもあります。
叡山本線と鞍馬線の駅名はこちら
共通ルート:出町柳-元田中-茶山-一乗寺-修学院-宝ヶ池
叡山本線:三宅八幡-八瀬比叡山口
鞍馬線:八幡前-岩倉-木野-京都精華大学前-二軒茶屋-市原-貴船口-ニノ瀬-鞍馬
見どころ満載の沿線で、思わず写真が撮りたくなるもみじのトンネル、レトロな駅舎、特徴のある車両などなど、ノスタルジックな雰囲気が漂っています。
叡電の撮影におすすめの時期
叡山電車の撮影におすすめの時期は、春と秋。春と秋というのは、青もみじと紅葉の季節です。
叡山電車の市原~ニノ瀬駅間のもみじのトンネルがあります。これは、叡山電車の中からでないと見られない景色。もみじのトンネルをじっくり楽しんでもらうため、徐行運転をしてます。
もみじのトンネルを楽しめる時期は、青もみじは5月、紅葉は、11月。
秋には、貴船~鞍馬までハイキングコースになっており、紅葉がきれいなこともあって、リュックサックを背負った人でホームの入場制限がかかるほど混雑します。紅葉の季節は電車からゆっくり撮影するのはちょっとむずかしいこともあります。
※すべての電車が徐行運転してくれるわけではありません。時刻表は、京阪沿線の駅や出町柳駅、八瀬比叡山口、鞍馬駅にある季節のパンフレットに掲載されています。
一年で一番混雑するのは、鞍馬の火祭りの日(10月22日)です。
冬はこんな感じ
秋はこんな感じ
叡山電車の撮影スポット
叡山電車からの風景は、“夏が過ぎ、風あざみ・・・”で始まる少年時代の歌の世界のよう。出町柳から奥にすすむにつれ、ノスタルジックな風景が広がります。
電車の先頭からの景色。紅葉の季節はなかなかこのポジションが取れませんが、青もみじの季節なら、余裕です。
叡山電車には、いくつも車両があり、その中でも人気なのが、展望電車『きらら』。窓が大きく、座席が外にむいているので、より景色が楽しめますよ。
もみじのトンネル用列車で、色もオレンジ色で、車両の前にもみじの葉っぱのマークがついていますね。青もみじとのコントラストも映えてきれいです。
『きらら』の車窓から 流れるような青もみじ。フォトジェニックな風景が続きます。徐行運転してくれるので、絶好の撮影スポットとなります。
叡山電車の駅は、基本は無人駅でとても簡素な駅ですが、ノスタルジックな駅が2つあります。
1つ目が八瀬比叡山口。
『驛瀬八』と右から書かれているのがレトロでかわいい。
外国の駅のようなアーチ型の屋根がついたホームから出発するのは、2018年3月デビューの『ひえい』。
『ひえい』は、
叡山電車の2つの終着点にある「比叡山」と「鞍馬山」の持つ荘厳で神聖な空気感や深淵な歴史、木漏れ日や静寂な空間から感じる大地の気やパワーなど、「神秘的な雰囲気」や 「時空を超えたダイナミズム」といったイメージを「楕円」というモチーフで大胆に表現しています。
とのことで、近未来的なデザインをしていながら、ノスタルジックな風景ともマッチする車両です。撮り鉄さんにはたまらない電車のようで、『ひえい』が駅に止まっていると、カメラを持った人が集まってくる人気者。
2つ目が鞍馬駅
鞍馬駅は木のぬくもりが感じられるほっこりとした終着駅。出町柳から叡電に乗り、鞍馬で降りると景色が変わって小旅行気分。降りると空気が澄んでいて、爽やか~。
ノスタルジックな駅舎がお出迎え。そのとなりにある電車は、昭和3年、鞍馬線の開通するのに備えて設計された初期モデル。平成6年まで走っていたのですが、記念にここに展示保存してあります。
週末祝日に、鞍馬駅で降りると、眼の前に移動ワゴンが止まっています。洛北地域を拠点に活動するスウィーツとパンのお店『ブルージュらくほく』。フレンチトーストが有名ですよ~。
沿線には、おしゃれなカフェ、かわいいお店、かわいい神社などなどたくさん見どころ、お写真スポットがいっぱい。カメラを持って、乗ったり降りたり。1日楽しめます。
叡山電車 詳細
住所 | 出町柳駅:京都市左京区田中上柳町32−1 (地図) |
電話 | - |
最寄り駅 | - |
運行時間 | 5:00頃~0:00頃 |
休み | なし |
料金 | 210~420円 1日乗車券大人1,000円・子ども500円 |
駐車場 | なし |
公式HP | 叡山電車 |
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