京都の椿の名所、霊鑑寺の椿を撮影しましょう。
京都で華やかでかわいくインスタ映えする椿を撮りたいと思ったら、『霊鑑寺』(れいかんじ)がおすすめです。霊鑑寺は、哲学の道の近くにある知る人ぞ知る、椿の名所です。
霊鑑寺へのアクセス、椿の見頃と混雑、霊鑑寺でどんな椿の写真がとれるのか撮影スポットを紹介します。
霊鑑寺へのアクセス
霊鑑寺は、京都市左京区、哲学の道の銀閣寺と永観堂の間。真如堂や岡崎神社の近くにあります。近くに駅がありませんので、バスでのアクセスがメインになります。
【京都駅からバス】
京都駅から市営地下鉄にて丸太町下車→(乗り換え)→ 烏丸丸太町バス停(市バス93、204番)→ 真如堂前バス停下車徒歩5分
【四条河原町or四条烏丸からバス】
四条河原町or四条烏丸バス停(市バス203番・5番)→ 真如堂前or錦林車庫バス停下車、徒歩7分
四条河原町or四条烏丸バス停(市バス32番)→ 宮ノ前町バス停下車、徒歩5分 ※
※32番は真如堂前にも停まりますが、ぐるっとまわって最終が真如堂前。先に停車する宮ノ前町の方が近くて早いです。
霊鑑寺には、駐車場はありませんが、近くにコインパーキングがあります。桜の見頃時期と重ならない時期なら車でのアクセスも可能です。
霊鑑寺の春の拝観の初めなら、出町柳駅近くの長徳寺の早咲きの桜や他の椿のお写真スポットとも近いので、合わせて回ると効率的です。
同時期のおすすめコース
長徳寺で桜 → バスにて出町柳→銀閣寺道へ → 徒歩で哲学の道 → 法然院 → 霊鑑寺 → 大豊神社 → 岡崎神社
霊鑑寺とは?
霊鑑寺(読み方:れいかんじ)は、正式名を『円成山霊鑑寺』といい、臨済宗南禅寺派に属する尼門跡寺院(天皇にゆかりのある女性が入ったお寺)です。
本堂に安置されている如意輪観音像は、恵心僧都作。もともと、今ある場所よりも東の山の中にあった如意寺の本尊であると伝えられていますが、南北朝の戦乱により、お寺が焼失。
後水尾天皇がある晩、お寺が焼失した場所に観音様がおられることを夢をみて、実際に見に行ってみると如意輪観音像がみつかりました。
観音像の下に鑑があることから、
『霊鑑寺』、この像を本尊とする『円成山霊鑑寺』の山号と寺号を勅許し、皇女浄法身院宮宗澄をお寺に入れられました。『霊鑑寺』というお名前は、観音像の下に鑑(かがみ)があることから名付けられたということです。
如意輪観音像は、本堂におられます。下から覗き込むと20センチほどの小さな観音さまが見え、たしかに鑑があることがわかります。
霊鑑寺は、別名「谷の御所」と呼ばれた格式と清楚な佇まい。後西天皇の院御所から移築した書院は、「四季花鳥図」など可能はの咲くと伝わる華麗な障壁画があり、撮影こそできないものの、拝観は可能。かわいい御所人形や絵かるたなど尼宮たちの雅な暮らしぶりが感じられるお宝も見れます。
後水尾天皇の皇女・多利宮(たりのみや)を開基として創建後、明治維新まで5人の皇女、皇孫が入寺し、『霊鑑寺尼門跡』、『鹿ヶ谷比丘尼御所』と呼ばれ、皇室ゆかりのあるお寺です。
庭には、後水尾天皇が椿を好まれたことから、日光椿(じっこうつばき)他、100種類ほどの椿があり、全国でめずらしい椿が勾配されると霊鑑寺に寄贈する人も多く、椿の名所としても有名です。
霊鑑寺の椿の見頃
霊鑑寺は、普段は非公開。
冬と春と秋の特別公開の時期のみ拝観することができます。
春の特別公開は、3月下旬~4月初旬にかけて。
椿の種類が多く、早咲きのものから順番に見頃の時期がずれていますので、この時期は、何かしらの椿が咲いています。
・日時 : 2021年3月20日(日)~4月4日(日) 10:00~16:30(最終受付は16:00まで)
・観覧料 : 一般 600円、小学生 300円
御所人形200点など皇室ゆかりの多くの寺宝があり、特別公開の時期には、おひなさまや狩野派の襖絵なども拝観することができます。※2021年は、コロナウィルス感染対策のため、建物内には入れません。お庭のみの拝観になっています。
霊鑑寺の椿の時期の混雑
霊鑑寺は、期間限定の特別拝観なので、やや混雑はしますが、人が入って撮影しにくいというほどではありません。比較的ゆっくり撮影できる椿の穴場的スポットです。
何周してもいいですよ
霊鑑寺の椿の撮影スポット
霊鑑寺の階段を入ってすぐ、いきなり大きな八重紅梅と椿との競演がみられます。
霊鑑寺が椿のお寺であることを証明するかのような、満開の椿が出迎えてくれました。
全体の雰囲気は動画がわかりやすいです
霊鑑寺の椿の撮影スポット1:竹に生けられた並んだ椿
他ではまず見られない、青竹に生けられた椿が並んでいます。
椿は椿でも色、カタチ、種類などそれぞれ。以前は70種類と言っていたそうですが、現在は100種類ほどになった霊鑑寺の椿。まずはこちらでお披露目です。
インスタ映えスポットといってもいいぐらいの鮮やかでかわいい撮影スポットです。
霊鑑寺の椿の撮影スポット2
竹の椿の手前になるのが、鉢にはいった椿。
竹に生けた椿と一緒に撮影してみました。
霊鑑寺の椿撮影スポット3:日光椿と月光椿
京都市指定天然記念物の日光椿(じっこうつばき)が、庭園入ってすぐのところにああります。
落ち椿がたくさんあり、赤い絨毯になっていました。
椿にしては珍しいカタチのお花。
外の花びらも赤、花芯も赤なのが日光椿(じっこうつばき)。
それに対して、外が赤、花芯が白なのが月光椿(がっこうつばき)です。
霊鑑寺の月光椿は、本殿縁側からよく見える位置にあります。
建物中は撮影禁止ですが、建物の中から庭を撮影するのはOKなので、月光椿もぜひ。
霊鑑寺椿の撮影スポット4:苔に咲く 落椿
椿は、基本、お花ごとポトンと落ちます。霊鑑寺では、下が鮮やかな緑の苔のため、苔の上に咲いたかのように見える落椿が見事です。
こちらも人気の撮影スポットとなっています。とても花が小さな椿で、『ローゼフローラ』という種類。ローゼというだけにどこかバラにも似ていますよね。
誰かがハートを作ってくれました♪
霊鑑寺の椿の撮影スポット5:つくばいに浮かぶ椿
霊鑑寺には、洗心亭という茶室があります。庭園散策の途中に洗心亭のつくばいがあり、
その中に飾られた椿も見事!
他にも境内には、散椿、白牡丹椿、舞鶴椿など100種以上の椿が咲き誇る様を観賞できます。
霊鑑寺でもう一つ有名なのがこの犬、なみちゃん。入り口にいて、とても人懐っこく、観光客の人みんなから可愛がられています。私が入ったときには、みんなにお手をしたり、しっぽを振って遊んでいたのに、帰る時には、すっかり疲れてお昼寝していました。
とってもかわいいワンちゃんです。
動画でもどうぞ 2020年バージョンです
霊鑑寺の椿のおすすめ度は?
霊鑑寺の庭園は、東山連峰の大文字山より延びる稜線をうまく使って作られています。江戸時代中期の作庭技法を用いた池泉鑑賞式庭園に椿が100種類。
天皇ゆかりの女性のお寺ということで、『プリンセス雅子』という椿も咲いていました。格式高く、品があるお寺でありながら、女の人が好みそうな風景が広がっています。御朱印もかわいくて人気。
京都では桜の時期とも重なることと、期間限定の公開で知る人ぞ知るスポットでゆっくりかわいい椿を思う存分撮影できます。
特別公開なので、ガイドさんが説明してくれ、2周でも3周でも回ってゆっくり撮影してくださいねと声をかけられました。1回めは、望遠で、2回めは単焦点で、レンズも変え放題で楽しめます。
京都の椿の撮影スポットにぜひ行ってみて下さいね。
霊鑑寺 詳細
住所 | 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町12(地図) |
電話 | 075-771-4040 |
最寄りバス停 | 市バス5番にて「真如堂前」下車、徒歩7分 詳細は本文にて |
時間 | 10:00~16:30(受付は16:00まで) |
拝観日 | 春と秋の特別公開のみ拝観可能 2019年は3月21日~4月7日まで |
料金 | 大人600円・小学生300円 |
駐車場 | なし 近くにコインパーキングあり |
公式HP | なし |
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