京都の椿の名所、地蔵院の椿を撮影しましょう。
京都で印象的な散り椿の写真を撮りたいと思ったら、『地蔵院』がおすすめです。地蔵院は、通称『椿寺』ともいわれる椿の名所。年によってはしだれ桜と秀吉にゆかりのある歴史のある椿『五色八重散椿』が同時に撮れる撮影スポット。
地蔵院へのアクセス、地蔵院とは? 椿の見頃と混雑、地蔵院でどんな椿の写真がとれるのか撮影スポットを紹介します。
地蔵院(椿寺)へのアクセス
京都に地蔵院は2つあります。こちらは、京都市北区、大将軍にある地蔵院です。西京区にある竹の寺地蔵院とは、間違えないようにしてくださいね。
【京都駅から】
京都駅(JR山陰本線) →(約10分)→ 円町下車、徒歩10分
【河原町・烏丸から】
阪急河原町・からすま →(約3分)→ 西院下車、→(徒歩1分)→ 西大路四条バス停(市バス205番) →(バス10分) 北野白梅町バス停下車、徒歩3分
【その他】
嵐電 北野白梅町駅から 徒歩5分
地蔵院(椿寺)近くの撮影スポット
- 北野天満宮より徒歩約10分
- 平野神社より徒歩約15分
地蔵院に椿が咲く頃、北野天満宮では梅が、平野神社では早咲きの桜が咲いていることがあります。
地蔵院(椿寺)とは?
地蔵院は、奈良時代、聖武天皇の勅願により、現在の兵庫県伊丹市、昆陽池のほとりに行基が建立した浄土宗のお寺です。
正式名称は、昆陽山地蔵院といいます。平安時代になり、衣笠山の麓に移り、足利義満によって再建された後、豊臣秀吉によって現在地へ移されました。
入り口入ってすぐの大きな椿が五色八重散り椿。
もともと豊臣秀吉が天正15(1587)年に北野大茶会を催した際のお礼にと献木されたものです。今ある椿は2代目。京都市の指定天然記念物になっています。
地蔵院(椿寺)の椿の見頃
地蔵院の椿の見頃は、3月下旬~4月上旬。
2019年は
3月11日に咲き始め
3月13日、4分咲き
3月19日に7分咲き。
年によっては、3月末前後にしだれ桜と満開の時期が重なるときがあります。
地蔵院の椿の開花状況はこちらで確認できます→ 椿寺だより(公式ブログ)
地蔵院(椿寺)の混雑
地蔵院は、観光スポットとしてはマイナーなので、普段はすいています。
椿寺の名の通り、椿の季節には、写真目的の人がポツリポツリと訪れます。
地蔵院(椿寺)の椿の撮影スポット
地蔵院は非常に小さなお寺です。その中に椿がいっぱい。お寺全部が椿の撮影スポットといっても過言ではありません。
地蔵院の椿のおすすめ撮影スポットは入ってすぐにある五色八重散椿の散り姿です。
こちらが、五色八重散椿。1本の椿の木に、白、ピンク、赤、白赤の縞模様などさまざまな色をつけた花が咲くめずらしい椿です。
この椿は、文禄の役の際、加藤清正が朝鮮から持ちかえって秀吉へ献上し、さらに秀吉が北野大茶会の際にお礼として地蔵院に献木したものです。
今現在、地蔵院にある五色八重散椿は2代目でですが、それでも樹齢120年!
たくさんの花をつけることと、一つ一つの花が大きいことが特徴。
白地にピンクの縞模様の椿。一つの木で色の多色の花が咲くのはきれいですね。
木の下には、鉢があり、その中に椿が浮いているという演出も。
椿の花は普通、花ごとぽとんと落ちるものですが、それが武士の首が落ちるのになぞらえて縁起が悪いと嫌われていました。散り椿は、花びらが一枚、一枚落ちることも特徴です。
そんなところが秀吉のお気に入りだったのでしょうか。この木は京都市の指定天然記念物になっています。
落ちた花びらがピンクのじゅうたんのように敷き詰められ、とってもきれい。
椿の花びら絨毯を背景にすると華やか。
入り口を入って右が散り椿。左にも異なる種類の椿が並んでいます。雨あがりに行くとしずくをつけた椿がしっとりとうつむいていました。
建物の裏にもお庭があり、そちらにも椿が咲いています。
全体的な雰囲気は動画の方がわかりやすいです。
地蔵院(椿寺)の椿のおすすめ度は?
地蔵院は、椿寺というだけあって、他では見れない歴史のある貴重な椿が撮影できます。規模は小さいですが、その分じっくり撮影でき、写真も撮りやすい。
京都の椿の撮影スポットにぜひ行ってみて下さいね。
地蔵院(椿寺) 詳細
住所 | 京都市北区大将軍川端町2(地図) |
電話 | 075-461-1263 |
最寄り駅 | 京福電鉄(嵐電)北野白梅町駅、下車徒歩5分 詳細は本文にて |
時間 | 境内参拝自由 9:00~16:00 |
休み | なし |
料金 | 無料 |
駐車場 | 数台 無料 |
公式HP | 椿寺だより |
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