京都、洛北にある圓光寺(えんこうじ)の紅葉を撮影しましょう。
京都でかわいい紅葉の写真を撮りたいと思ったら、『圓光寺』がおすすめです。散り紅葉・敷き紅葉に埋もれるお地蔵さんを撮影できます。
圓光寺へのアクセス、紅葉の見頃、混雑、圓光寺の紅葉撮影スポットを紹介します。
圓光寺へのアクセス
【バス】
- 市バス5番にて「四条河原町」→(31分)→「一乗寺下り松町」下車、徒歩10分
市バス5番は、京都駅から四条烏丸、四条河原町、三条京阪、南禅寺・永観堂道、真如堂、など観光スポットを回る便利なバスです。ただし、紅葉のシーズンは、道も渋滞し、バスも混雑します。
平日ならバスもありですが、休日なら電車の方がスムーズです。
【電車】
- 京阪「祇園四条」駅 →(5分)→「出町柳」駅下車、叡山電鉄乗り換え、叡山電車「出町柳」駅→(5分)→「一乗寺」駅下車徒歩15分
【車】
駐車場は30台あり、広くて空きもありますが、そこまで行くまでの道が狭い。車一台ギリギリ通れるような道に、大勢の歩行者がいて、なかなか進めません。駐車場が閉鎖している時もあり、紅葉時の車でのアクセスはおすすめしません。
圓光寺とは?
圓光寺は、京都市左京区一乗寺にある臨済宗南禅寺派の寺院です。 もともと徳川家康が作った学校が始まりのお寺です。
その後、圓光寺は相国寺山内に移り、さらに寛文7(1667)年、現在ある一乗寺小谷町に移転されました。
寺内には本尊千手観音(伝運慶作)・開山元佶禅師像(重文)・竹林図屏風六曲(応挙作・重文)・近世初期制作の木製活字五万個(重文)があり、公開され、境内には、家康のお墓もあります。
人気の写真スポットは、建物からの額縁構図で撮れる「十牛之庭」。 苔と紅葉と敷紅葉のお庭は、祇王寺にも似た雰囲気があり、いつまでも見ていられる心落ち着くお庭です。
山門を入ってすぐの枯山水「奔龍庭」、かわいいお地蔵さん、めずらしい水琴窟、洛北最古の池、栖龍池などかわいいお寺です。
見どころや撮影スポットがたくさんあるお寺です。
圓光寺の紅葉の見頃
圓光寺の紅葉の見頃は、毎年11月中旬~12月上旬。年によって若干差はあります。2018年は12月の1週目ぐらいまで楽しめました。2020年11月24日時点で敷紅葉になっていました。
公式フェイスブックでは、圓光寺の今の様子がアップされ、紅葉の見頃を確認することができます。
圓光寺・紅葉時の混雑
圓光寺の紅葉は、平成になってから公開されることになりました。以前は、紅葉の穴場的スポットでしたが、今では、紅葉の名所として人気があります。
周辺は、曼殊院、詩仙堂と紅葉スポットが並んでいます。みなさん、それぞれのお寺からお寺へとぞろぞろと歩いているため、次から次へと人がやってくるので、混雑します。
圓光寺の中は、とても広いのですが、額縁構図で撮影できるところ2箇所あり、前に人が座っていると、撮るのが難しいということはあります。お庭が真ん中にありぐるっと一周回遊できるようになっていますので、どうしても対面にいる人が入ってしまいます。
見頃が近づく頃から平日でも11時を過ぎると人が増えてきますので、朝早く、または夕方に行くことをおすすめします。
紅葉の美しい時期の1週間程度(例年11月20日前後)早朝7時半からの特別拝観を行っています。完全予約制で申し込みは公式HPに詳細がかかれています。2018年度は9月末に、売り切れました。2020年はコロナの影響で完全予約制でした。
フォトジェニックな圓光寺の紅葉撮影スポット
瓦屋根の本堂、その前に鮮やかな紅葉。
足元には、渦を巻き、流れを見せる白砂を雲海に見立てた枯山水のお庭、奔龍庭(ほんりゅうてい)があります。流れの中に、もみじの葉っぱがハラハラと落ちてきて、川の流れに葉っぱが流れてきたかのよう。
庭園入ってすぐにある水琴窟。縁が広い差がづき型の手水鉢を使った水琴窟はめずらしく、古くから『圓光寺型』と多くの趣味人に親しまれてきました。一滴、一滴落ちるたびに響く美しい音は、ずっと聞いていたくなるほど、癒やされます。
真っ赤なもみじで飾られ、人気の撮影スポットです。
圓光寺の十牛之庭。
牛を追う牧童の様子が描かれた『十牛図』を題材にして、近世初期に作られた池泉回遊式庭園です。
美しい苔の上に赤い散り紅葉といえば祇王寺ですね。圓光院は、祇王寺によく似た雰囲気のお庭です。祇王寺も尼寺ですが、こちらも尼寺として長い歴史を持ったお寺です。
瑞雲閣と本堂は靴を脱いであがることができ、十牛之庭をゆっくり眺めることができます。
書院より柱と敷居を額縁にした「十牛之庭」の眺めは、有名な撮影スポットです。眼の前が通路になっているので、ひっきりなしに人が前を通り、写真を撮るのが難しいですが、待てば、なんとか撮れました。
本堂裏の窓から覗いて、窓ごしのお庭を撮影。
竹林があることも祇王寺に似ています。このあたりだけ雰囲気が変わり、かぐや姫がでてきそう。さわさわと竹が揺れ、もみじの葉っぱが雨のようにハラハラふりそそぎ、美しい京都の秋を感じました。
苔の上に赤や黄色、橙の色鮮やかなもみじの絨毯。苔とのコントラストがきれいですね。前日に雨が降った後に行くとよりしっとりとしていて、良い感じ。
庭に積もった落ち葉は、お掃除をされるお寺もありますが、こちらは散りもみじ、敷き紅葉が美しいことで知られるお庭なので、そのままになっていて、それはそれで美しい。
栖龍池には、紅葉の映り込みともみじと小さいハスの葉っぱが浮かんでいてかわいい。栖龍池は、洛北最古の泉水なのだとか。
紅葉のリフレクションはフォトジェニックですね。
庭園は360度、ぐるっと1周回れますが、時折陽が差すと紅葉が輝いているようにも見え、来ていたみなさんが、ため息をついて来てよかった~と口にしていました。十牛之庭は、どこを切り取っても絵になります。
永観堂や東福寺のような華やかさはありませんが、侘び寂び感のある京都らしい紅葉撮影スポットです。
圓光寺で有名なお地蔵さん。順路通りすすむと最後に苔の庭にちょこんとおられます。SNS映えすると人気のお写真スポットのため、人だかりができていました。よく頭の上にもみじの葉っぱがのったお地蔵さんの写真を見かけます。
誰かがのせているのかな?
できるだけ、下から撮ると、紅葉に埋もれているかのように撮れます。苔の時もグリーンできれいですが、赤いもみじに埋もれた姿はよりかわいらしいですね。
2020年の圓光寺の紅葉時の動画です
圓光寺の紅葉のおすすめ度は?
圓光寺は、京都洛北にあり、気温も低い地域にあります。近年、温暖化により紅葉がキレイでなくなったという声をよく聞きますが、洛北の紅葉はそんな中でもよく色づいてきれいです。
額縁構図の紅葉風景、苔と紅葉・竹と紅葉のコントラスト、かわいいお地蔵さん、池に映り込むリフレクション、1つのお寺で色々な紅葉の写真が撮れるスポットです。
圓光寺 紅葉 詳細
住所 | 京都市左京区一乗寺小谷町13番地(地図) |
電話 | 075-781-8025 |
最寄り駅 | 叡山電車「一乗寺」駅下車徒歩15分 |
拝観時間 | 紅葉拝観11月12日(土)~12月4日(日)8:00~17:00 |
休み | なし |
料金 | 大人1000円 小・中・高校生500円 公式HPにて予約制 10月20日より |
駐車場 | 30台 |
公式HP | 瑞巌寺 圓光寺 |
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紅葉の撮影スポット
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